顔隠して包み隠さず

銀行員が、銀行に忖度することのない有益な情報をお送りします。

【就活生へ】銀行に就職って実際どうなん?【オススメ】

今回はちょっと真面目に就活生へ向けて記事を書こうと思います。

 

というのも実は僕、某銀行員でして、就活の時期に

「銀行員ってどうなん?」ってググりまくった経験をもってるんですね。(開始5秒で生み出してないこと発覚してて草)

 

周りの人は

「銀行は安定しててオススメ!」

と言ったかと思えば、

ネットでは

「銀行員はオワコン」

と書いてある。

 

どっちやねん!!!!

 

マジで叫びました(マジでマジ)

 

てなわけで今回は

現役銀行員の僕が銀行の実情を包み隠さずさらけ出していきたいと思います。

最終的に就活の助けになればと思いますので是非読んでいってください。

 

 

銀行に入る前のイメージ

最初に僕が就活をしていたときの銀行に対するイメージを書きたいと思いマッスル。

 

安定してそう

なんとなく銀行って安定してそうじゃないですか?

民間ver.公務員的な。

 

銀行が潰れるところがイメージできないからそう思ったんでしょうね。

ほとんどの人がそう思ってるんじゃないかなと思います。

 

業界として落ち目?

なんか詳しいことはわかんないけど

ググればググるほどこんな記事ばっかり出てきました。

 

まぁ今のノリノリ企業をみればわかると思いますが

間違いなく乗ってはないですね。

 

それに加えて最近は某令和おじさんが地方銀行に喝ばっか入れてたんで良いニュースはほとんどなかったです。

 

そう考えると不安の方が大きかった気がします。

 

実際に銀行に入っての印象

そんなこんなで結局銀行に入行したわけですが、

実際に銀行員になってみて感じたことをマジで全部書いちゃいます。

心しなさいよ!!!

 

良いところ

福利厚生

ここは大企業の強みです。

大学の友人と話してても

有給、環境(在宅など)、人材育成、etc...

ほんとに色んなところで実感します。

 

銀行によって細かいところは違ってきますが

例えば

  • 給料とは別に提携先で使えるポイントがもらえる
  • 提携先で割引になる
  • ほとんど定時退行
  • 自己啓発セミナーなどが無料で受けられる

などといったものです。

 

管理職になれば給料がいいところ

上記で述べたように、最近では残業ができなくなっているので以前ほどではないですが、

それでも1000万も十分に狙えます。

どちゃくそ大金ですよ。

なかなかこれが狙える業界は多くないです。

ちなみに1000万あったら何しますか?

僕はパチンコに行きm

 

悪いところ

古い体系が今なおあり続ける

これは多分、いや絶対銀行員の8割は答えます。

 

例えば期末などに数字が厳しくなっているとします。

諦めはせずとも、みんなどこか切り替えと言いますか、次の目標に向かって考えたり動き出したりしそうなもんですけど、

銀行は違います。

銀行の上席は当期の目標のみ狙います。

 

え?どうやって?

気合い。それだけ。

 

文句なんて垂れる奴ァいませんよ。

しっかり僕もその一人です。(ダメだこりゃ)

 

若手のうちは給料が低すぎる

良いところで管理職は給料がいいと書きましたが

そこまで達せずにくすぶる、あるいは転職する人がほとんどです。

 

イメージは「すごく数字取らなきゃ」っていうのを抱くと思うんですけど、

案外そうでもなくて。

 

必要な資格をしっかり取る、仕事に真摯に向き合う、なんていう当たり前のことをし続ければなれたりします。

まぁ当たり前を当たり前にすることが一番難しいんですけどね!

 

業務内容

次はもっと想像できるように、実際にどんなことをしているのかということをざっくり紹介します。

 

一口に銀行員と言っても、店頭でサービスを行ったり、融資でバリバリ実行したり…

ほんとに一人一人業務内容は異なります。

 

そこで今回は、比較的ジャンル分けされている年齢別でご紹介します。

 

若手

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雑用

誰でもできることは若手がやります。

銀行だけではないですが銀行はこの傾向がより強めです。

最初の数年は耐えよう!!!

 

窓口でのサービス業

銀行の入り口として一般のお客様に対して事務やセールスを行います。

銀行の基礎の内容が主になるので、ここでしっかり銀行員としての根っこを作り上げよう!!

 

資格取得

これは銀行によっても、あるいは支店や部署によっても異なりますが、

一般的にこの傾向は強いです。

 

資格は業務に関する知識ももちろんですが、出世にも必要不可欠なのでここは踏ん張って若いうちに取り切ってしまいましょう!!

ちなみに僕は資格に力を入れている部署に配属されたのもあって、入行時に運転免許証のみだった資格が一年目だけで9個増えました。えっへん。

 

中堅

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プレイヤーとしてひたすら実行

中堅行員はとにかく数字が命です。

毎日外回り→資料作成→会議→…

の連続で、最初にぶつかる壁です。

 

でも逆に言えば、ここをしっかり乗り越えることで

1000万ウヘヘ、あ、出世への道が見えます。すんません。

 

ベテラン

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管理職としてプレイヤーのサポート

自分で数字を取りに行くのではなく、プレイヤーを支える側になります。

業務の内容としては検印などのチェックがメインになります。

 

しかし重要な案件などがあるときは自分自らがプレイヤーになることも。

間違いなく銀行員人生で一番大変な時です。

でもその対価はしっかり払われるのでご安心を!!

 

新卒入行はオススメ!

内容を見て「大変そうだな〜」と思った方も多いと思いますが、

新卒入行はほんとにオススメします。

 

というのも銀行という場所では他では学べないことがほんとに多く学べます。

お金の動きやいろんな会社の経営状態などです。

そしてこの経験はもし転職するときがきてもきっと有利に働きます。

 

そもそも銀行に新卒で入行できる時点である程度の担保がされるんですね。

 

『銀行→ベンチャー』よりも『ベンチャー→銀行』のほうが難易度はずっと高いです。

 

若いうちは社会人としての能力はほぼないです。

それは一年目に嫌というほど実感します。

 

そのため、

ベンチャーで一年目からリーダーシップごりごり発揮していくぅ!」と意気込むのも結構ですが、あまりオススメはできません。

 

最初はしっかりした環境で、しっかりした経験値を得ましょう。

 

そして培ったものを生かしてからチャレンジすると、もっと再現性の幅や確率がよりよいものになり、あなたのなりたかったあなたになれるかもしれません。

 

 

最後に、この記事が少しでもあなたの就活の助けになれば幸いです!

大変ですがその分いい経験になります!

 

就職先は一つじゃないので冷静に、リラックスして決めましょ!

違ったらまた入り直せばいいじゃない。社畜だもの。じょかを。